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雑誌『Switch』の企画で、THE PREDATORS(Vocal,Guitar:山中さわお[the pillows]、Bass:JIRO[GLAY]、Drums:ナカヤマシンペイ[ストレイテナー])のページを創るにあたり、スタジオ撮影で大森作品を使いたいとの依頼がきた。
『Switch』の編集者とは以前某ライブ会場で友人を通して知り合ったのだけれど、話はいろんなカタチで繋がるものだ。とはいえ、僕のケータイに連絡がきたのは撮影本番5日前のこと。アパレルも音楽業界もとにかくスピードが早い。これじゃあ、アートは世間のカルチャーから遅れをとるのも当たり前か。だからというわけではないけれど、面白そうな仕事は「時間はなんとかなるさ」と「はいはい」と受けてしまうので、結局いつも自分で自分の首を絞めている。今回も大急ぎで先方希望の作品を用意して、打ち合わせの後いざ撮影本番に臨む。コラムvol.2でお伝えした「EYESCREAM」や先に書いた「TORNADO MART」のカタログロケなど、こういう撮影はとにかく新鮮で刺激になる。なによりミュージシャンやファッションなどのもつパワーに対して、自分の作品がどれくらいチカラを持って対峙できるのか、そこも自分にとっての楽しみなのだ。
今回撮影をしてくれたカメラマンの新保勇樹さんは、なんといつも大森作品の撮影をして下さっている写真家・遠藤桂さんの教え子だったというサプライズもあったりして、緊張の中にも皆楽しみながらの撮影が出来た。『Switch』担当者も満足のいく写真が撮れたようで、自分も嬉しい。
仕上がりは10月20日発売の『Switch』11月号にて、6ページにわたり掲載予定。お楽しみに。
と、一気にこの夏をまとめてみたけれど、気がつけば早夏も終わり。
さあ今年も残り半分、頑張るか。
……いやいや
夏は一年の真ん中じゃない事を、毎年夏が過ぎて再認識するのだ。
年々、一年が早くなるなぁ…………。
あっ。
(2008.09.07 おおもり・あきお/彫刻家) |
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