とにかく右を見ても左を見ても、誰も彼もが「ブログ」なのだ。
そういう自分も「大森のブログ見てるよ」とか「最近ブログぜんぜん更新してないじゃん」とか、あれこれ言われるわけだけれど、いやいや……これは“連載コラム”であって“ブログ”じゃないんだよ。立派な? 執筆なの。なにより“お仕事”なんだよ。仕事じゃなきゃぁ、こんな面倒臭いこと誰が……っと……。“お仕事”に暴言はいけない、いけない。
とあるデザイナー曰く「誰しもが持っている “表現欲” を満たすのにブログは丁度良い媒体だったから、これだけ爆発的に普及した」のだそうだ。なるほど、それはなんとなく理解できる。美術や音楽や演劇、そういったものに携わることを「表現の仕事」なぁーんて気取ってよく言うけれど、でもねぇ、どんな仕事であれキチンと意志を持って取り組めば、それは立派な自己表現だと思うのだけれど。
それにしても、そのむかし小学生の頃 “絵日記” はとにかく悩みのタネで、間違っても「絵日記が大好きだ」なんて奴を見たことがなかった。なのに、なんで大人になってまで、皆こぞって絵日記をしたがるのかねぇ。
ま、そうは言っても「ブログ」なスタイルは世の流行り。
今回のコラムは2010年の上半期を “ブログ風” に振り返ってみたいと思います。 |