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いったんホテルへ戻り、軽く着替え、いよいよ「ACAF NY」へ。会場はPIER 92という川沿いの展示場。今回から始まる新しいアートフェアだ。お世辞にも交通の便は良くないだろう場所に、どれほどの集客力があるのかも興味深かったのだけれど、中へ入るとなかなかの盛況ぶり。天井が低いのが少し圧迫感はあったものの、ものすごい奥行きの空間に80軒近いギャラリーが出展している。後の情報ではこの初日で約3500人、四日間でのべ約2万人の来場であったとのこと。これをどうとらえるかは各々の見解によるけれど、とにもかくにもアジアのコンテンポラリーアートをニューヨークの人達が観たがり、そして我々が魅せる事の出来る状況がようやく整ってきたことは確かな事実だ。十年前ではあり得なかった空気であろう。
会場には日本のギャラリーも数軒出展していて、海外のアートフェア会場で知り合いの画商さんに会うのはなんだか嬉しいものだ。 |
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