展覧会案内芳幾・芳年―国芳門下の2大ライバル
芳幾・芳年
―国芳門下の2大ライバル
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三菱一号館美術館
東京都千代田区丸の内2-6-2tel.050-5541-8600(ハローダイヤル)
2023年2月25日(土)〜2023年4月9日(日)
※会期中、一部の作品は展示替えあり
※3/6(月)・13(月)・20(月)休館
10:00~18:00
※金曜と会期最終週平日、第2水曜日は21:00まで
※いずれも入館は閉館の30分前まで
⼊館料(当日):一般1,900円 高校・大学生1,000円※前売券等あり
※障がい者手帳をお持ちの方は半額、付添の方1名まで無料
※新型コロナウィルス感染症の感染予防・拡大防止のため、入場制限する場合あり
※諸事情により、開催時間や会期等について変更する場合あり
※来館の際は展覧会サイトを要確認
展覧会公式ページ:https://mimt.jp/ex/yoshiyoshi/
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設備入替および建物メンテナンスのため、2024年秋頃の再開館を目指し、長期休館にはいる本美術館。本展は、長期休館前、最後の展覧会となる。
落合芳幾と月岡芳年は、江戸後期を代表する浮世絵師、歌川国芳の門下で共に腕を磨いたライバルで、慶応2-3(1866-67)年には、幕末の風潮を反映した残酷な血みどろ絵を共作している。
当時は人気を二分した両人だが、芳幾はその後発起人として関わった「東京日日新聞」(毎日新聞の前身)の新聞錦絵を描くようになる。写生を重視し、世相風刺の画題を得意とした国芳の面を引き継いだといえるだろう。
一方の芳年は、武者絵の作風を継承し、歴史的主題の浮世絵を開拓した。そのダイナミックな作風は現代のアニメーションを彷彿とさせる。
人生半ばの30代で明治維新を迎えた二人は、最後の浮世絵師と呼ばれる世代。浮世絵衰退の時代にあらがうべく、彼らがどのように闘ったのかを、浅井コレクションをはじめとする貴重な個人コレクションを中心に振り返る。