展覧会案内ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン
ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃
ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン
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山口晃《来迎圖》2015年 作家蔵
©YAMAGUCHI Akira, Courtesy of Mizuma Art Gallery
アーティゾン美術館
東京都中央区京橋1-7-22023年9月9日(土)〜2023年11月19日(日)
※月曜休館。ただし9/18・10/9は開館。9/19・10/10休館
10:00~18:00
※11/3を除く金曜は20:00まで
※いずれも入館は閉館の30分前まで
観覧料:ウェブ予約チケット1,200円、窓口販売チケット1,500円※ウェブ予約チケット(各入館時間枠の終了10分前まで販売)
※大学生・専門学校生・ 高校生 無料(要ウェブ予約:入館時に学生証か生徒手帳を提示)
※障がい者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名 無料(予約不要:入館時に障がい者手帳を提示)
※中学生以下 無料(予約不要)
※予約枠に空きがあれば、美術館窓口でもチケット購入可能
※この料金で同時開催の展覧会を全て観覧可能
[同時開催]
創造の現場ー映画と写真による芸術家の記録
石橋財団コレクション選 特集コーナー展示|読書する女性たち
アーティゾン美術館ホームページ:https://www.artizon.museum/
日本は近代を接続し損なっている、いわんや近代絵画をや。
写実絵画やアカデミズム絵画に対する反動としての、あるいはその本来性を取り戻すためのものが西欧の〈近代絵画〉であろう。が、写実絵画やアカデミズム絵画の歴史を持たぬ本邦に移入された近代絵画とはなんであろう。
西欧の近代絵画と日本の近代絵画を蔵する石橋財団コレクションを前にして、改めて、山口晃(1969- )はそう述べた。今回のジャム・セッションでは、「近代」、「日本的コード」、「日本の本来性」とは何かを問い、歴史や美術といった個人を圧する制度のただ中にあっても、それらに先立つ欲動を貫かんとする山口晃を紹介する。
日本の近代絵画に向き合いながらも、ジャム・セッションの対象として、山口が選んだのは雪舟《四季山水図》とセザンヌ《サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール》。雪舟に基づくインスタレーション、そして、セザンヌ理解に向けた自由研究に、期待が高まる。
また、2019年に放映されたNHK大河ドラマ「いだてん ~東京オリムピック噺~」のオープニングタイトルバック画となった《東京圖》や、2021年7月に完成した東京メトロ日本橋駅のパブリックアート《日本橋南詰盛況乃圖》等、話題を呼んだ作品の原画も初めて公開される。