展覧会案内ゲルハルト・リヒター展

ゲルハルト・リヒター展


ゲルハルト・リヒター
《ビルケナウ(CR:937-1)》《ビルケナウ(CR:937-2)》《ビルケナウ(CR:937-3)》《ビルケナウ(CR:937-4)》
2014年 ゲルハルト・リヒター財団蔵 油彩、キャンバス 各260×200cm 
© Gerhard Richter 2022 (07062022)


東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー

東京都千代田区北の丸公園3-1
tel.050-5541-8600(ハローダイヤル)
2022年6月7日(火)~ 2022年10月2日(日)
※月曜休館、ただし7/18(月・祝)・9/19(月・祝)は開館。7/19(火)・9/20(火)休館
10:00〜17:00
※金曜・土曜は20:00まで
※いずれも入館は各閉館の30分前まで
観覧料(当日):一般2,200円 大学生1,200円 高校生700円
※中学生以下、障害者手帳をご提示の方とその付添者(1名)は無料。
※本展の観覧料で入館当日に限り、同時開催の所蔵作品展「MOMATコレクション」も観覧可能。
※団体割引等あり

展覧会公式サイト:https://richter.exhibit.jp/

→ チケットプレゼント *受付は終了しました

ドイツ・ドレスデン出身の現代アートの巨匠、ゲルハルト・リヒター。その個展が、日本では16年ぶり、東京では初めて、美術館で開催される。

リヒターは油彩画、写真、デジタルプリント、ガラス、鏡など多岐にわたる素材を用い、具象表現と抽象表現を行き来しながら、人がものを見て認識する原理自体を表すことに、一貫して取り組み続けてきた。ものを見るとは単に視覚の問題ではなく、芸術の歴史、ホロコーストなどを経験した20世紀ドイツの歴史、画家自身やその家族の記憶、そして私たちの固定概念や見ることへの欲望などが複雑に絡み合った営みであることを、彼が生み出した作品群を通じて、私たちは感じ取ることだろう。

本展では、初期のフォト・ペインティングからカラーチャート、グレイ・ペインティング、アブストラクト・ペインティング、オイル・オン・フォト、そして最新作のドローイングまで、リヒターがこれまで取り組んできた多種多様な作品を紹介。特定の鑑賞順に縛られず、来場者が自由にそれぞれのシリーズを往還しながら、リヒターの作品と対峙することができる空間が創出されるという。

画家が手放さず大切に手元に置いてきた、ゲルハルト・リヒター財団の所蔵作品を中心とする約110点がはじめて一堂に会し、近年の大作《ビルケナウ》が日本初公開になるなど、大きな話題となることは必至だ。リヒターの一貫しつつも多岐にわたる60年におよぶ画業が紐解かれる。