展覧会案内東京国立近代美術館 70周年記念展 重要文化財の秘密

東京国立近代美術館 70周年記念展

重要文化財の秘密


 高橋由一 《鮭》 重要文化財
  1877(明治10)年頃 東京藝術大学蔵 通期展示




東京国立近代美術館

東京都千代田区北の丸公園3-1
tel.050-5541-8600(ハローダイヤル)
2023年3月17日(金)~2023年5月14日(日)
※月曜休館、ただし3/27、5/1・8は開館
9:30〜17:00
※金曜・土曜は20:00まで
※いずれも入館は閉館の30分前まで
観覧料:一般1,800円(1,600円) 大学生1,200円(1,000円) 高校生700円(500円)
※( )内は20名以上の団体料金。
※中学生以下、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。それぞれ入館の際、学生証等の年齢のわかるもの、障害者手帳等を提示。
キャンパスメンバーズ加入校の学生・教職員は、学生証・職員証の提示により団体料金で鑑賞可能。
※本展の観覧料で入館当日に限り、所蔵作品展「MOMATコレクション」(4-2F)、コレクションによる小企画「修復の秘密」(2F ギャラリー4)も観覧可能。

公式ウェブサイト:https://jubun2023.jp

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史上初、展示作品のすべてが重要文化財。
東京国立近代美術館 開館70周年記念展に見る「問題作」が「傑作」になるまで


2022年度、開館70周年を迎えた東京国立近代美術館。これを記念して、明治以降の絵画・彫刻・工芸のうち、重要文化財に指定された作品のみによる豪華な展覧会が開催される。

とはいえ、ただの名品展ではない。今でこそ「傑作」の呼び声高い作品も、発表された当初は、それまでにない新しい表現を打ち立てた「問題作」でもあった。そうした作品が、どのような評価の変遷を経て、重要文化財に指定されるに至ったのかという美術史の秘密に迫る。

明治以降の絵画・彫刻・工芸については、現在68件が重要文化財に指定されているが(国宝はまだ指定されていない)、本展はそのうちの51点を展示。重要文化財は保護の観点から貸出や公開が限られるため、本展はそれらをまとめて見ることのできる、大変貴重な機会となる。