展覧会案内デ・キリコ展
デ・キリコ展
《形而上的なミューズたち》 1918年 油彩・カンヴァス
カステッロ・ディ・リヴォリ現代美術館
(フランチェスコ・フェデリコ・チェッルーティ美術財団より長期貸与)
© Castello di Rivoli Museo d'Arte Contemporanea,
Rivoli-Turin, long-term loan from Fondazione Cerruti
© Giorgio de Chirico, by SIAE 2024
東京都美術館 企画展示室
東京都台東区上野公園8-36tel.050-5541-8600(ハローダイヤル)
2024年4月27日(土)~2024年8月29日(木)
※月曜、5/7(火)・7/9(火)~16(火)休室。
ただし、4/29(月・祝)・5/6(月・休)・7/8(月)・8/12(月・休)は開室
9:30〜17:30
※金曜は20:00まで
※いずれも入室は閉室の30分前まで
観覧料:一般2,200円 大学生・専門学校生1,300円 65歳以上1,500円※高校生以下無料
※前売・スペシャルチケット等あり
※土曜・日曜・祝日及び8/20(火)以降は日時指定予約制(当日空きがあれば入場可)
※8/16(金)までの平日は日時指定予約不要
※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方(1名まで)は無料
※身体障害者手帳等のお手帳をお持ちの方とその付添いの方(1名まで)・高校生以下の方は、日時指定予約は不要。直接会場入口まで
※高校生、大学生・専門学校生、65歳以上の方、各種お手帳をお持ちの方は、証明できるものを要提示
※毎月第3土曜日・翌日曜日は家族ふれあいの日により、18歳未満の子を同伴する保護者(都内在住、2名まで)は一般通常料金の半額(住所のわかるものを要提示)。日時指定予約不要、販売は東京都美術館チケットカウンターのみ
展覧会公式サイト:https://dechirico.exhibit.jp
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イタリア人の両親のもとギリシャで生を受けたジョルジョ・デ・キリコ (1888-1978)。1910年頃から、簡潔明瞭な構成で広場や室内を描きながらも、歪んだ遠近法、モティーフの脈絡のない配置、幻想的な雰囲気によって、日常の奥に潜む非日常を表した絵画を描き始めた。後に「形而上絵画」と名付けた1910年代の作品は、サルバドール・ダリやルネ・マグリットといった後のシュルレアリスムの画家をはじめ、数多くの芸術家に衝撃を与えた。
1919年以降は伝統的な絵画技法に興味を抱くようになり、古典絵画の様式へと回帰。それと同時に以前の形而上絵画の題材を取り上げた作品も頻繁に制作するなど、90歳で亡くなるまで創作を続けた。
本展はデ・キリコのおよそ70年にわたる画業を「イタリア広場」「形而上的室内」「マヌカン」などのテーマに分け、初期から晩年までの絵画を余すところなく紹介。特に「形而上絵画」は世界中に散らばっており、まとめてみられる機会は貴重だ。さらに彼が手掛けた彫刻や挿絵、さらには舞台衣裳のデザインなども展示する、日本では10年ぶりの大規模な回顧展となる。デ・キリコ芸術の全体像に迫り、唯一無二の表現力を堪能できるまたとない機会。その魅力を存分に味わって欲しい。
■神戸展
神戸市立博物館
〒650-0034 神戸市中央区京町24番地
2024年9月14日(土)~12月8日(日)(予定)