展覧会案内合縁奇縁〜大倉集古館の多彩な工芸品〜

合縁奇縁

〜大倉集古館の多彩な工芸品〜


「大倉邸美術館内之図」山本昇雲(松谷)画
明治35年(1902)

大倉集古館

東京都港区虎ノ門2-10-3
TEL 03-5575-5711
2022年8月16日(火)~2022年10月23日(日)
※月曜休館。但し祝日の場合は翌火曜日休館
10:00~17:00
※入館は16:30まで
入館料:一般1,000円 大学生・高校生800円 中学生以下無料
*学生は入館時、学生証を提示

大倉集古館は、明治35年(1902)に大倉喜八郎が自邸の一部を美術館として公開した大倉美術館を前身とし、大正6年(1917)に財団法人化した、現存最古の私立美術館であり、日本で最初の財団法人の私立美術館だ。

喜八郎が集めたものは日本・東洋の仏教美術、絵画、工芸品、考古遺物、典籍など広範に及んだが、大正12年(1923)の関東大震災により所蔵品の多くが災禍に見舞われた。その後、嫡子・喜七郎からの寄贈品を加え、現在の大倉集古館の所蔵品が成り立っている。

本展では、大倉財閥ゆかりの刀剣と中国の陶俑を中心とし、中国の染織品、タイの美術品など、「他人の集め得ない物を大たばに、大づかみに集めた」大倉コレクションのうち、関東大震災の爪痕を残す作品も含め、長く公開されなかった貴重な工芸品を、東京国立博物館の優品とともに展観する。

令和4年(2022)の本年は、大倉美術館が公開されてから120周年、財団法人大倉集古館が設立されてから105周年の節目の年となる。大倉集古館ならではの作品を通して、明治から昭和にかけての美術品収集の軌跡をたどる。


■合縁奇縁展 講演会1
「唐三彩の魅力と鑑賞の歴史について」
2022年8月27日(土)14:00~(約1時間)
講師:三笠景子氏(東京国立博物館主任研究員)
会場:大倉集古館 地下1階ホール
聴講料:無料 ※当日観覧券が必要
定員:30名(事前申込制、先着順)

■合縁奇縁展 講演会2
「明治時代の刀剣界」
2022年9月3日(土)14:00~(約1時間)
講師:内藤直子氏(大阪歴史博物館学芸第二係長)
会場:大倉集古館 地下1階ホール
聴講料:無料 ※当日観覧券が必要
定員:30名(事前申込制、先着順)

※講演会の申込・問い合わせは
大倉集古館 03-5575-5711(10:00~17:00)


■学芸員によるギャラリートーク
2022年8月30日(火)14:00~(約1時間)
2022年9月13日(火)14:00~(約1時間)
2022年10月4日(火)14:00~(約1時間)
担当:四宮美帆子氏(副主任学芸員)
会場:大倉集古館 展示室
聴講料:無料 ※当日観覧券が必要
申込:不要