美術家の随筆集を手にする歓び






著者プロフィール

坂崎重盛(さかざき しげもり)

東京生まれ。千葉大学造園学科で造園学と風景計画を専攻。卒業後、横浜市計画局に勤務。退職後、編集者、随文家に。著書に、『超隠居術』『蒐集する猿』『東京本遊覧記』『東京読書』『「秘めごと」礼賛』『一葉からはじめる東京町歩き』『TOKYO老舗・古町・お忍び散歩』『東京下町おもかげ散歩』『東京煮込み横丁評判記』『神保町「二階世界」巡リ及ビ其ノ他』および弊社より刊行の『「絵のある」岩波文庫への招待』『粋人粋筆探訪』『元祖・本家の店めぐり町歩き』そして近著、"ナチュラリスト"としての永井荷風に迫った野心作『荷風の庭 庭の荷風』を筆頭に、これらはすべて、町歩きと本(もちろん古本も)集めという日々の結実である。